2006-09-01から1ヶ月間の記事一覧

コピペ

serohan氏のブログ「春の牡丹餅☆秋のお萩(それでもやはり仮称は続く」より「『非常日本への直言』(山本義彦編『清沢洌評論集』岩波文庫、177〜183頁)から「昭和八年なので、50年どころか、70年を越えているので著作権法を難なくクリアしていま…

漢字テスト

私は漢字が苦手だ。小学校の時に0点を何回かとったことがある。満点を取らないと次に進めないシステムの漢字テスト競争ではクラス最下位の3回だった。つまり一年間で3回しか満点を取ったことがない、ということだ。それも同じテストを何回受けてもできな…

大学で学ぼうとすること

大学での講義に何を期待するだろうか。自分の今までのパラダイムを壊し、新たな見方を示せること。私の場合それだった。私はかなり頭の固い頑固な人間で、どちらかといえば既知の事象を再確認することが好きである。そのほうが圧倒的に楽だからだ。しかし大…

貝殻

オカヤドカリ用の貝殻が届き、サイズが合致したものをばらまいておいた。しかし関心を示さず。相変わらずスヌーピーもどきの絵が描かれた貝殻に入っている。個人的には早く自然なものに変えて欲しいと思うのだが、その兆候はない。どうも深夜に動いているよ…

野球の楽しみ方

私が甲子園に行くようになったのは割と最近のことである。新庄剛志外野手の阪神最終年だったから、2000年である。私はどちらかといえば乗りが悪いほうで、みんなで騒ぐのは性に合わない。だから応援の時にもほとんど黙っている。 今でこそそんな楽しみ方…

学校の意味

学校の教育力をあげる。いいことである。しかし今の状態でどれだけ効果があるだろうか。 私は塾講師の合間に大学講師もやっている。どちらも非常勤、つまりバイトなので、兼業禁止規定はない。そもそも大学講師での収入は年間60万である。これは兼業せよ、…

三年生

今年の三年生はすごい。国語の成績が上がらないため、今年から教科書を使うことになった。今まで使っていたプリントは提携塾から提供されたものだったが、楽しく勉強をする、という側面が強く、国語の読解力に資するかどうかは疑問だった。 ○ページを開ける…

脱皮

オカヤドカリが砂に潜ったまま出てこない。おそらく脱皮と思われる。しかし家に来て数日で脱皮かよ。ほとんど姿見てないよ。

冷房2

冷房問題について。 温度管理は難しい。同じ温度でも「暑い」という生徒もいれば「寒い」という生徒もいる。体質もあれば、場所にもよる。そこでどうしても「最大多数の最大幸福」を採用することになる。実際それが民主主義として正しいのかどうか、というの…

冷房

最近我が塾は冷房の効きが悪い。別に光熱費をけちっている訳ではないし、エコロジー塾を目指しているわけでもない。保護者からのクレームだ。「風邪を引いた。お宅の冷房が強すぎるからだ」というクレームが入り、塾長から、冷房温度の高いことい関してはク…

オカヤドカリ

思わず買ってしまった。赤虫を買いに行ったら売り切れ。その時、売れ残りでプラケの中にいたオカヤドカリと目が合ってしまった。もちろん向こうは目が合った瞬間貝殻の中に隠れたのだが。スヌーピーが描かれたファンシーシェルを来た彼(彼女)。どう見ても…

クナシリアイヌ社会崩壊の理由に関する考察

クナシリアイヌ社会は一九世紀半ばには崩壊していたようだ。これをクナシリ・メナシの戦いに求める見解もある。しかしこれは史料を検討していないから起こり得る錯誤である。一九世紀初頭にはイコトイがエトロフに逃亡し、エトロフアイヌと軋轢を起こした時…

ションコ

ノッカマプの惣乙名ションコは田沼意次に提出された文書にその名が見える。それによるとションコも、ツキノエやイコトイと同じくロシアとの交易を行っていたようだ。しかし松前藩との折り合いが悪く、幕府の官僚に「松前藩の者は皆悪人」と訴えているという…

イコトイ

イコトイを見ていると、アイヌに対して我々が抱いていた先入観が見事なまでに破壊される。 イコトイの母は『夷酋列像』唯一の女性チキリアシカイである。別名オッケニとも呼ばれる彼女は、松浦武四郎の著作にも「ツキノイ婆」として登場する女傑である。チキ…

ツキノエ

クナシリ脇乙名のツキノエは毀誉褒貶の激しい人物である。クナシリ・メナシの戦いにおいて、アイヌを説得し、松前藩との戦闘を回避させた人物としてしばしば憎悪の対象となってきた。武田泰淳『森と湖の祭り』の中にもこういうせりふがあるらしい。「ツキノ…

夷酋列像2

蠣崎波響の名作「夷酋列像」。特に有名なのがクナシリ脇乙名のツキノエとアッケシの惣乙名イコトイの画像である。しかしノッカマップの惣乙名ションコも含めて、クナシリ・メナシの戦いの中心となった三人は松前には来ておらず、したがって波響はこの三人を…

夷酋列像

蠣崎波響の作品としてあまりにも有名であるが(ご存知ない方は検索してください)、今回は蠣崎波響筆「夷酋列像」について考えたい。 この像はアイヌ十二人を描いた絵画であり、筆者の蠣崎波響は松前藩の江戸家老であり、円山応挙の門人でもあった画家でもあ…

シャクシャイン戦争

一六六九年に起きたアイヌ最大の対和人戦争であるシャクシャイン戦争は、アイヌの歴史を二分する大きな戦いとされている。具体的には、一四世紀頃には擦文文化とオホーツク文化から変容した前期アイヌ文化が成立するが、シャクシャイン戦争を契機に松前藩に…

『休明光記』

松前藩は、アイヌ勘定を行えるようにするために、アイヌに日本語を禁じ、アイヌを愚民の状態において、自由に搾取していた。 などという差別言説が現在も「良心的」な言説としてまかり通るのは、やはり問題だろう。日本語を話せないと「愚民」というのは日本…