落合采配について

日本シリーズ落合博満監督が完全試合まであと1イニングだった山井大介投手を岩瀬仁紀投手に交替させたことについて、物議を醸しているし、それは前のエントリのコメント欄やトラックバックを見れば現れている。
私自身は落合采配を支持するが、同時にやや意外な感じもしている。落合監督がこういう「非情な采配」を振るう、というイメージはあまりない。むしろ温情采配で短期決戦の流れを持っていかれる、というシーンを目にすることが多かった。だから落合監督自身相当の覚悟を持って交代させたはずである。
これが岡田彰布監督ならばあっさり代えただろう。もっとも阪神ならば、後のことを考えなければ七回からJFKだから関係ないか。七回に久保田智之投手があっさりヒットを打たれて後続を抑え、結果何の議論も巻き起こさなかっただろう。実際岡田監督は仲の悪い落合監督の采配を擁護している。王貞治監督も多分替えたと思う。実際に落合采配を支持しているし。
追記
NHKで落合監督のインタビューを見た。岩瀬投手のすごさに言及されないことが落合監督には不満なようだ。プレッシャーが最高にかかる中で一人の走者も出さずに投げきった岩瀬投手に言及しないことは確かに不十分かも知れない。