そんなにどつかれたいか?

近ごろの若い人(まあ私も若いっちゃ若いのだが)のブログを読んでいて気になるのが、体罰を認める人の多さ。言って分からんガキは叩くしかない、とか、殴ることは愛のムチだ、とか。言っている人、自分がおかれている、または置かれていた立場をわかって言っているのかな。私は仕事上多くのガキを相手にしているが、小学生は50%のガキを殴りたくなる。ちなみに私が教えているのは中学受験専門塾だから、いわゆる「いいお子様」が多いのだ。一般の小学生相手だと80%に跳ね上がるだろう。もちろん殴らないが。どう考えても私とは比べ物にならないほどまじめだ。殴り倒したいクソガキでも、私よりは圧倒的にましだ。
大学でも教えているが、こちらは殴り倒したい率ははねあがる。90%は超える。もっとも殴ったところで返り討ちされるに1000点だ。私は殴り合いで負けたことがないのだ。もちろん勝ったこともない。そういうへたれだから、どちらかと言えば暴力には否定的なのだが、それでも殴りたいヤツの比率は増える。ちなみに大学生の時の私を目の前にしたら、間違いなく殴りたい学生の範疇に入るだろうな(笑)。
で、堂々と殴るのは愛のムチだ、などと勇ましく主張している人々は、殴ってやりたい、などと絶対に思われない、素晴らしい学力と知能と人格の持ち主なのだろうか。私にはそうは思えない。自分は殴られないという、自分に対する自己評価の異常な高さの持ち主は、間違いなく他人から見たら殴り倒したいNo.1だろう。というよりも、そういう姿勢でレポート書いてくるヤツは、殴るよりも単位を落としたくなるな。
ちなみに私が生徒の頭を叩いたのは、しゃっくりを止めるために一回はたいただけである。その生徒、めちゃくちゃびっくりしていた。そらそうだ。何もしていないのに、授業が終わった瞬間いきなり頭を叩かれたわけだから。そのおかげでしゃっくりは一発で止まり、私は感謝された。
ちなみに私のいる塾は、結構頭をはたく教師が多い。ちなみにそういう「暴力教師」も自分のことは棚の上にダンクシュートだ。これ、実は教師の基本だったりする。だから上のエントリーもまじめにとらないでね。