「無知を思い込みでカバーし」てる例

しばらくunko氏の指摘する「無知を思い込みでカバー」している例を挙げていきたい。
unko氏によれば「疋は貨幣単位。例えば鎌倉時代だと1疋が30文」
ということで、疋を貨幣単位以外に解釈しているのは「無知を思い込みでカバー」している例であるようだ。

疋、馬一-、絹一-
(いろは字)1559年(永禄二)、日我

「いろは字」(重要文化財)とそれを執筆した日我については以下のリンクを参照。http://libdspace.biwako.shiga-u.ac.jp/dspace/bitstream/10441/4439/2/SJ02_0022_115Z.pdf
日我が永禄二年に執筆した「いろは字」。現在重要文化財に指定されている室町時代の辞書である。日我はunko氏によれば「無知を思い込みでカバー」している人物なので、unko氏は「正しい答えは出ないぞ」と日我にもいうべきだろう。ちなみに『時代別国語大辞典、室町時代編』より。もちろん偉大なる智識人であり、熟字訓を一切否定する偉大なる国語の制定者であらせらるunko氏はこの『時代別国語大辞典』にも「無知を思い込みでカバーしても、正しい答えは出ないぞ」と言っているのであろう。unko氏は時代を超越したのである。
unko氏の指摘に従って、室町時代の日本語の「無知を思い込みでカバー」している例を挙げるシリーズは当分続く。室町時代の日本語の誤りを指摘したunko氏の偉大な活動はまだまだ続きそうだ。unko氏からの激励のお言葉をお待ちしております。