風邪

風邪はほぼ治りました。と言いたいところだが、実は治らない。多分この冬ずっと風邪を引いたままだ。
私は冬が大好きだった。身を切られるような寒気の中、なぜだか高揚感を感じるのだ。まあ肥満なので暑がり、というのもあるが。寒いのは問題ない。中学・高校と詰め襟に反発して上着なしで通っていたこともあった。詰め襟が軍服を連想させるから嫌いなのではない。大体私の通っていた中学・高校は日共教師の巣窟だった。日共教師も結構スパルタだ。生徒第一などかけらほども思っていなかったに違いない。私が詰め襟を憎むのは、私の首が極端に太くて短いからだ。クビが絞まるのだ。今でもマフラーはしない。あごがマフラーに埋もれるからだ。あ、ついでにあごもたるんでいるのでよけいに詰め襟はきついのだ。あごがカラーに食い込む。痛い。あくびもできない。飯も食えない。ああいう非人間的な服装はけしからん(お前がキモメンデブだからだ、という事実無論の指摘はご遠慮願おう)。
私に転機が訪れたのは二年前。年末年始はハードスケジュールだ。何しろ年明け早々に中学入試がある。正月など何年休んでいないか。私に正月などない。帰省する人の分まで私がカバーするのだ。国語と社会は全部私が担当する。クリスマスイブから1月上旬まで、朝から夕方まで7時間大声を出し続ける。帰りの電車の中でついうとうと。これがまずかった。風邪を引いた。年末に風邪を引くと医者に行く暇が無い。結局風邪を引いてから二週間後に行った。完全に気管支にまで入り込んでいたようで、気管支拡張剤まで処方された。風邪が治った時医者から「間に合って良かった」という衝撃的な言葉まで言われた。
しかし多分間に合っていなかったのだ。2月にたばこの煙を吸い込んで再発。再び気管支拡張剤のお世話に。一ヶ月の加療。春になってましになった。
昨年の12月。自転車に乗っていたら風邪を引いた。前年よりも三週間も早いぞ。この時も医者に行くのが微妙に遅れた。油断していたのだ。結局二ヶ月咳に悩まされた。気管支拡張剤も服用。それに抗生物質と炎症を止める薬。薬のオンパレード。しかも医者も想定の範囲外の長引きよう。
今年は十月末に風邪を引いた。年々早くなってないか?今年は教訓を生かして速攻医者に行く。まだ引いたばかりで、抗生物質と消炎剤ですぐに治るという。気管支拡張剤からは解放された。しかも4日で治った。と思ったら、また引いた。気管支に入り込まないようにケアするしかない。とりあえず喫煙者のいるところはパスだ。私の属している学会は喫煙者が多いので忘年会や懇親会はパス。塾の同僚の喫煙者とは風上で話をするようにする。三人いるが、三人とも私がせき込んでいるそばですぱすぱ吸う。殺す気か。ああ、人間関係が狭くなるなあ。しかし気管支に入り込んだ時の苦しさ*1を考えればやむを得ないか。
というわけで、もう寝ます(←って早く寝ろよ、と言いたいが、塾は夜遅いので今ごろ寝るのが普通だ。ちなみに朝は遅い。明日も16時に出勤だから、14時に家を出る。通勤に2時間かけるのも痛いな)。

*1:夜もまともに寝られない。気管支が炎症を起こして狭まっているので呼吸が苦しいのだ。