阪神9−4ヤクルト

甲子園。勝った。グレッグ・ブラゼル選手、鳥谷敬選手のホームラン。葛城育郎選手、狩野恵輔捕手のタイムリーなど盛りだくさん。岩田稔投手がもう少しぴりっとしたらもっと楽な試合だったろうが、基本的には相手を呑んでいる、という印象。鳥谷選手は絶好調なのが客席から見てもよくわかる。とにかく一発を狙い、一発打つ所がすごい。
その中でも目についたプレーを一つ。
3回裏。先頭打者の鳥谷敬選手がフライ、金本知憲選手の四球の後に新井貴浩選手の一塁線の打球、併殺かと思われた打球ををジェイミー・デントナ一塁手が捕球、一塁ベースを踏まずに二塁ベースカバーに入った川島慶三遊撃手に送球、その送球を川島遊撃手が前に落とし、金本知憲選手を封殺したものの、一塁に駆け込んだ新井選手はセーフでそのあとグレッグ・ブラゼル選手のツーランホームランが出た。あそこで併殺にとっておけばチェンジだっただけに悔やまれるプレーになった。問題はデントナ一塁手がなぜ一塁ベースを踏まずに川島遊撃手に投げたか、であろう。踏んでから送球すると二塁で封殺ではなく、タッチプレーになるのを嫌ったのだろうか。しかし川島遊撃手は明らかに戸惑っているように見えた、おそらくデントナ一塁手が一塁を踏んでから送球してくるとふんだのであろう。一方デントナ一塁手は封殺になるようにまず川島遊撃手に投げたのであろう、そこのところの呼吸のズレが大きな失点になった、と思った。