塾の分類

で、いきなりですが、塾の分類を。
塾には大きくわけて三種類あります。
受験専門塾・補習専門塾・総合塾です。
まず補習専門塾から解説しますと、例えば、マンガなどでよくありませんか。小学生の子供が30点とかのテストを隠して叱られる、とかいうネタ。それでお母さんは「勉強しなさい!」と怒鳴るだけ。ああいう児童は補習専門塾に行かせるべきでしょう。失礼ながら小学校のテストは普通に授業を聞いていればついて行けます。七割はできるはずです。せめて6割。それを割り込むのは理解力に問題があるのではありません。意欲が無くなっているのです。理解力がないのは努力でカバーできます。またご家庭でも何とかなります。本人に意欲さえあれば。しかし肝心の意欲がない子供に勉強させるのは無理です。専門的なカウンセラーに任せるのが正しいです。従って当然ベテランの教師にしかできません。例えばこの前痛ましい死を遂げられた鴨崎先生、ああいう人など、退職後も子供と関わりたい、ということで、そういう塾をなさったかもしれません。そういう塾ならば、子供を安心して任せることも出来ます。問題は補習塾で大学生のバイトがやっているケースです。子供好きなだけでは補習塾は難しいかと。ただ、そのバイトっぽい兄ちゃんがやっていても、フリーター経験が長いとか、NEETだったとかならば、意味があるかもしれません。子供の痛みも理解できるし、子供が心を開けば、可能性は開けますから。しかしエリート大学生とか、進学塾で灘や洛南に行く生徒を長年指導してきた、という人は向いていません。小学校の授業を長くやってきた、とか、人生経験が豊富という人々が向いています。
裏返せば、補習塾に行かせる場合は、責任者の人柄・経歴と、担当する講師が子供さんに合うかどうかで決めるのがベターだと思われます。
問題はあまり見かけない、ということでしょうか。そうなると総合塾に入れることになるでしょう。そこで次回は総合塾について。