やっぱり・・・。

スポーツ報知の記事

JR史上最悪の事故は、高見隆二郎運転士が伊丹駅でのロスを回復しようと100キロ近いスピードを出したことが原因の一つと考えられている。だが、JR西日本の現役運転士など複数の社員が「運転士に対する厳しすぎる規則も、事故を引き起こした背景」とも指摘した。この現役運転士によると、JR西日本にとって「定時運転の確保」は至上命題だという。「遅れた分だけ、スピードを上げるという心境は、運転士なら誰でも理解できる。ただ、制限速度をオーバーするというのはちょっと…。(高見運転士は)これまでも処分を受けていたから、それだけ焦っていたのかも」と証言した。運転士は、発着時刻に遅れたり停車駅でオーバーランなどのミスがあれば、程度によって「責任事項」「反省事項」などの処分が出る。処分者は4、5人の上司に囲まれ「日勤教育」を受けなければならない。また「訓告」処分を受けると、ボーナス支給額が5万円カットされるという。厳しい就業規則と査定方法は、かなり以前から徹底されていた。JR神戸線などを担当し運転していた運転士(当時44歳)は01年9月、50秒のロスを強く責められたことを苦に自殺したという。さらに、別の社員によると「泊まり勤務の際の睡眠時間も、点呼や準備があり実質的にはかなり短い。会社は『運転士の睡眠時間は4時間あればいい』という方針だ」と批判した。事故の原因究明はこれからだが、改めてJR西日本の乗務員教育や人事管理のありかたが問われそうだ。この日の会見で同社は「定時運転に対する厳しすぎる指導もあったのでは?」と質問に「そういったことはない」と否定。高見運転士と車掌がオーバーランのミスを過少報告したことに対しても「何のために、そういう報告をしたか分からない」と述べたが、現役運転士は「彼らの言っていることはうそ。私たちに対する教育を見れば明らか」と怒りをにじませていた。(後藤 洋平、西峯 正晴)

睡眠時間が四時間では目もうつろになるし、オーバーランもするわな。事故列車の運転士は泊勤務あけだったはず。これでもJRはシラを切る気か?JRが会社のメンツにこだわって真実を追究する気がないのであれば、内部告発に頼るしかない。