体罰

まずはここに訪れて下さった方々に御礼を申し上げます。いただいたコメントは拝読させていただきました。2ch脳の仲間がいたことに安心しております(笑)。正直少しびびっていますが、まあ基本的にはうだうだと塾業界の裏ともいえない愚痴を取り上げていきます。たまに政治的な主張が入るかもしれませんが、捨て置いて下さい。大学教育の愚痴も漏らします。愚痴ですので捨て置いて下さい。
で、駒大苫小牧の「暴力」事件。当事者の言い分が大きく食い違う現段階では慎重にならざるをえないが、一つ言えることは、教師側の言い分がぶれているのはまずいだろう、ということ。最初は3・4発と言っていたのにいつの間にやら10発と数が増えている。あともう少し増えるだろう。可能性は二つだ。この教師は自分のやったことを過小申告する卑怯者だということ。または頭に血が昇って自分のしたことをしっかり覚えていないヤバイ人であるということ。ちなみに10発を3・4発と過少申告することと、20発を30〜40発と過大申告することは全く意味合いが異なる。20発も殴られれば、いちいち覚えていられないだろう。しかし3・4発を覚えていない、というのは、認識能力に深刻な問題を抱えているとしか考えられない。
どうしても殴る、場合は一つ条件がある。私自身は殴ることの教育的効果については懐疑的だ。殴ったところで悪いことを悪い、と認識できるかどうかは、その生徒がそういうしつけを家庭で受けているかどうかだ。悪いことを悪い、と言われ、また殴られて理解できるかどうかだ。理解できない生徒相手に殴っても、怨みを買うだけだ。
どうしても殴る場合は、その生徒が自分を信頼していることと、もう一つは自分が怒っていないことが最低条件だろう。怒りに任せて殴るのは危ない。度が過ぎるからだ。怒るのと叱るのとは違う。厳しく、しかし冷静に叱らねばならない。
怒ることと叱ることの違い、ということは私は塾のバイトで最初に教えられたことだ。この学校では習わなかったのだろうか。私は教職免許を持っていないので、その点は知らないのだが、学校では叱るテクニックをどう指導しているのか、疑問に感じた。