プロ野球ウラ事情

という名前のコラムが某スポーツ新聞にある。全くウラではないのが少し悲しいが。そこで爆弾発言。
新庄剛志外野手が阪神に不信感を持ったのは差別発言が発端、というネタ。これは意外と有名な話であるようで、関西地区の新聞の折り込み宣伝の某タクシー会社の発行物にあった記事だ。契約の時に「○○（ここ差別発言のため自粛）はこれくらいもらったらいいだろう」。新庄はこれが原因とは一言も言っていないが、こういう差別発言を平然と公の場で行なうような人間と関係を持ちたくない、というのはごく当然だろう。
この人物が馘首されたのは塩谷和彦内野手との交渉がもつれたからだ。新聞記事から塩谷内野手の発言を引くと、「なぐっちゃいそう」と言ったそうだ。外国人選手が常に自分のポジションに入ってきてチャンスがもらえない、ということを契約更改の場で言ったところ、外国人選手に負けないように頑張ればいい、ということを球団幹部が言ったそうだ。これで塩谷内野手が激高したそうだが、これだけを見ればどう考えても塩谷内野手が悪い。しかし球団は球団幹部を更迭し、塩谷内野手に謝罪したそうで。新聞記事通りではないことは明らかだ。新庄外野手との交渉で差別発言をする人物が塩谷内野手との交渉の場でも差別発言をした、と考えるのが自然であろう。度重なる差別発言に球団側がついに動いた、ということだ。
プロ野球にもいろいろややこしい事情がある。ウラ事情と銘打つのであれば、もっとややこしい事情をえぐり出して欲しいものだが。
差別問題については、いろいろ考えたいこともあるが、取り敢えずスルー。へたれなので。