テレビ東京万歳

昨日もテレビ大阪テレビ東京系)を見ていた。視聴率も17%だったという。昨年テレビ朝日でやったそうだが、10%前後と苦戦したので「ニーズはない」と判断したらしいが、これはプレーオフが魅力ないのではなく、テレビ朝日の野球中継がつまらんのじゃないか?あそこは確かによくない。アナウンサーは絶叫してるだけ。CMの入れ方もえぐいし。日本シリーズでヒーローインタビュー切ってCMを放送した悪行は永遠に根に持つぞ。
テレビ東京のコメント。「巨人の成績は悪かったが、プロ野球全体の人気が落ちているわけではないということを証明できた」よくぞ言って下さった。「プロ野球の危機」と言われているが、実際は「巨人中心のプロ野球像の危機」と言い換えるべきだ。阪神ファンなどでも「強い巨人を倒してこそ」などという言葉が出るが、それ自体巨人にぶら下がっていることを表明しているようなものである。だから巨人ファンに馬鹿にされるのだ。「阪神ファン潜在的な巨人ファンやからな」と。パリーグが赤字なのは、放映権が安いからだ。巨人に一億も使いながら、パリーグにはその十分の一くらいしか放映権料を出さない。で、巨人の視聴率が下れば、「プロ野球はもはや魅力的なコンテンツではない」として野球全体を捨てる。しかしたとえば九州ではホークスが魅力的なコンテンツとして機能している。東北ではゴールデンイーグルス、北海道ではファイターズ、関西ではタイガースなど、野球が魅力的なコンテンツとして機能しているところはいくらでもある。
あとTBSがベイスターズ問題で揺れているが、私から見てTBSはベイスターズを真剣にコンテンツとして扱う気がないのではないか、と疑われるような運営しかしていないように思える。あれならば売却した方がベイスターズのためだろう。TBSの作るスポーツ番組を見よ。巨人のネタばかりやっている。ベイスターズは義理でしかないのが見え見えだ。TBSにとってベイスターズが必要には思えないのだが。日本テレビが巨人にかける情熱と比べると、差は歴然だ。あるいはサンテレビ阪神にかける情熱と比べても劣る。九州地区のテレビ局がホークスにかける意気込みや北海道のテレビ局がファイターズにかける意気込みは知る由もないが、おそらくTBSがベイスターズにかける意気込みとは比べるべくもないものであろう。それだけの意気込みを見せられないのであれば、球団を維持する意味はない。お互いにとって不幸である。
今年横浜スタジアムに行って感じたのは、いい球場だ、ということだ。ファンの雰囲気もいい(別に甲子園が悪いといっているわけではないが)。ファンがベイスターズを愛しているのがひしひしと伝わってきた。