スーツ

いや、このブログで「言論」ネタを扱う予定はもうないので、日常の雑記類をここに入れることに。ぜんぜん言論ではないのだけれど。
スーツを買いに行った。スーツが2着しかないのだ。一着すりきれて、もはや着ることは出来ない。だからローテーションが苦しいのだ。いい機会なのでスーツを買うことにする。
ここで難関が一つ。私は何度も書いているが、キモメンデブヲタなのだ。キモメンであることはスーツにはいっさい関係のない話で、キモメンであろうが、イケメンであろうが、サイズの問題にはならないのだが、デブで、しかもチビと来れば、これはもうサイズがない、という問題が直ちに噴出してくる。ほとんどの店にはそもそも置いていない!一つだけ置いてある店があるのだ。しかしそこでも2着。だからほとんど選択の余地が無い。しかもそのサイズでは安物はおいていない。もちろん高級品も置いていない。中途半端な値段のものしかおいていないのだ。大体一着三万から五万。で、キモメンなので、3ボタンは似合わない。見るからにおぞましいのだ。だからVゾーンの広い2ボタンシングル、つまりオッサンの着ているスーツに限定される。意外とダブルなんか似合わないでもないのだが、めちゃくちゃ空威張りっぽく見えてすてきなのだ。大体今ごろダブル着ているヤツ見ないし。
で、今回イージーオーダーに挑戦。いや、びっくりしました。こんなに選べるんだ。イージーだけど。まず生地を選べる。これは嬉しい。今まで選択の余地なかったから。今回は紺系の生地とグレー系の生地を選ぶ。今、チャコールグレーと茶色があるので。
次にスタイルを選べる。ダブルもOKだが、最初っから勧められなかった。多分はやっていないのだろう。ビジネス、アメリカントラッド、モード、イングリッシュクラシックの中から。モードというのはつまり最近流行の3ボタン。アメリカントラッドは3ボタンだが、上のボタンをしめないやつ。で、イングリッシュはモードと肩幅とかが違うのか?わからん。で、もちろん普通のビジネススタイル。Vゾーンが広くないと困るのだ。格好がつかない。何せデブですから。
サイズの微調整。お腹が出ている。もちろん内臓脂肪たっぷりなのだが、脂肪肝体系にふさわしくお腹回りに余裕を持たせる。胸板も厚い。「運動をやっていましたか?」と勘違いされるのだが、ただ単に体脂肪率が高いだけ。
背広の切れ込み。あれもないやつとか、一つとか、二つとかあるのだ。考えれば私のスーツにもあったな。一つのやつが主流だが、夏のスーツで一着だけ切れ込みが二つ、というのがあった。こだわりがなければ、二つの方が動きやすいらしい。袖口も選べるが、ここは店員の勧めに従う。基本的にこだわりはない。散髪と一緒だ。
パンツ。2パンツにする。体重が重たいのですりきれるのだ。2パンツにしておけば、すりきれても大丈夫。夏物のスーツで一回だけ2パンツスーツを見つけて、その威力を知った。ちなみに私のサイズで2パンツスーツを見ることはほとんどない。おしりがでかい。これだけは筋肉だ。実家が駅から遠く、30分歩かされたのだ。小学校はなぜだか山の上だし。毎日登山。忘れ物が多かったので、よく走って取りに帰った。そんなこんなでおしりだけは鍛えられている。その無意味に鍛えの入った足の筋肉のせいで、足腰の故障に悩まされるのだが、それはまあよい。
ポケットも選べる。すそも、とかいろいろあって忘れた。とにかくイージーオーダーは面白い。あとは到着を待つだけだが、3週間かかる。何だ、12月に入ってしまうやん。夏のスーツは早い目に作ろう。