ニュースの読み方

1 長浜幼児刺殺事件
容疑者が中国籍ということで、様々な言論がなされるだろう。おそらくネオナチに類する発言も多くなされるだろう。私は象徴的貧困に陥っているので、ネオナチ的なレイシズムにつきあう気力・体力はもう残っていない。興味のある方はそういう系統のブログや掲示板に行けば、レイシズム対岸の火事ではないことを感じるだろう。そして日本の知性の崩壊と、日本社会そのものが崩壊に瀕していることを感じることができるだろう。象徴的貧困に陥っている私は日本が先進国からずり落ちかかっている様子を見たくないので、これ以上述べるつもりはない。
2 武部幹事長二男に3000万円
自民党ファン系ブログは「民主党はうそつき」といい、反自民党系ブログは「自民党はうそつき」と言っている。双方ともどんな証拠があるのだ?と言いたくなる。この問題について私はこう考えている。
民主党も真っ赤な嘘を言うことは考えられない。ばれた時の副作用が大きすぎる。前原代表の進退問題にもつながりかねない。逆にこれが真だった場合、実は武部幹事長の道義的責任が云々されるくらいで、すでに小泉−武部ラインはレイムダックになっている。だから自民党としては痛くはない。武部幹事長を切って、小泉総理退陣を粛々と待って、ポスト小泉を考えればいいのだ。小泉、武部両氏にとっては大変痛いだろう。一番痛いのは堀江貴文氏である。背任と公職選挙法に問われる。
という前提の上で、虚偽の可能性と真実の可能性を天秤にかけて議論したい。もう少し政局の動きを見ておこう。武部幹事長の求心力は低下していることは事実であり、そのうちに自民党内部の反武部派から爆弾証拠がでる可能性は高いのではないだろうか。
もしこのメールが完全に虚偽であった、とするならば、永田議員が電波だった、以上の議論はできない。面白みは少ない。いや、永田議員がただの電波だとしたらそれはそれで興味深いが。