荒川静香論補遺

荒川静香論についていくつか論じたいことが出ている。
1 文部科学大臣の「失言」
スルツカヤ選手転倒発言。これについて「教育やスポーツを管轄する大臣が」という意見がある。スポーツも勉強も競争があるのは事実だ。こういう発言が文部科学大臣から出ることが不謹慎だとは思わない。それならばWBCで日本選手がホームランを打ったことも喜べなくなる。荒川選手の本能だが、無言だったという。結構物おじせず話をする、という印象の彼女からすれば、無言なのは、やはり一定の気まずさを覚えていたのだろう。荒川選手のエピソードや彼女のイナバウアー組み込みにうかがえる美意識からすれば、やはり文部科学大臣の発言は荒川選手に対しては失礼だったろう。その点は批判されてしかるべきだが、批判の有り方にも疑問を感じた。
2 ウィニングランカット問題
荒川選手が日の丸を持ってウィニングランをしたが、NHKがカット。偏向している、ということでNHKが批判されているようだ。NHKがどの程度サヨクがいるのか、その点は知らないが、まあ有り得るとは思うな。サヨクのはしくれとしての意見としては。ただそういう人って昔は結構いたけど、いまは粛正されてないか?NHKのちょんぼ説も出ていて、そちらの方が事実を言い当てていそう。話としては反日偏向NHKがカット、というのが面白いが。
まあ、永田議員のニセメール問題と一緒で、黒幕は社民党だとか、小泉総理だとか、いろいろ陰謀説が流れているけど、どうも真相はそんな裏はない、ということに落ちついているし。