イチローの態度

イチロー外野手が韓国に負けた後、「人生最大の屈辱」と語ったことがいささか波紋を呼んでいるようだ。私はイチロー外野手の態度が問題とは思わなかった。イチロー外野手が怒っているのは自分に対してである、と私は解釈したからだ。私の仕事でもそうだが、一度のミスは仕方がない。同じミスを繰り返すことはできない。研究活動もそうだ。教育もそうだ。二度同じミスを繰り返すと、信頼は失墜する。日本は韓国に二度同じミスをしたのだ。もし二戦目が乱打戦ならば、同じミスではない。二度とも投手戦で負けた。最も責任を感じていたのはイチロー外野手だろう。自分こそが攻撃の要であるという自覚がイチロー外野手にはあるだろうからだ。だからあのコメントは私は二度同じミスを繰り返して負けた責任を一人で背負い込んだものと解釈したのである。