関西大学理事長の発言

関西大学理事長の森本靖一郎氏の発言より。

大学の教育・研究の柱のうち、お金は主に教育に使います。研究費は教授らが自力で集めるようになってほしい。

大学における教育の充実は必要だ。しかし大学の社会的使命はそれだけではない。高度な教育を支える研究機関でもある。関西大学は研究機関としての使命を放棄するということか。確かに戦前、私立大学は「大学」ではなかった。「大学」は帝国大学だけだった。現在大学院重視が進み、多くの研究者も「大学院教授」という肩書きである。「大学教授」とはいささか意味合いが違うのは事実で、一昔前の「教養部」と「学部」の格差が、いまや「大学院」と「大学」の「教授」の間に横たわっているのかも知れない。そして関西大学は「研究機関」としての役割は期待しない、と。
研究条件が保証されない大学の専任教員になる必然性はない。それで人材は枯渇する。お、もしかしたらチャンス?(爆)