パラレルス購入顛末記−ネットでやってはいけないことの考察−

突然パラレルスが欲しくなったのだ。かっこいい。しかし飼いにくい、という話。どうするか。そこで私はネットを一生懸命あさり始めた。要するに自分に都合のいいネタを探しにネット上を探し始めたのである。
考えればこれは卑怯なやり方だ。自分に都合のいいネタを探しにネットを頼るということなのだから。それが言論をする上でもっともいけないことは、頭では分かっているつもりなのだが、実際に自分がその立場になるとなかなか自制が効かない。かなりの時間ネットをうろうろしてしまった。もちろん自分に都合の悪いネタが多い。しかし数多くある自分に都合の悪いネタを全て拒否して、自分に都合のいいネタを見つければ、鬼の首を取ったように自説の正しさを主張しようというのだ。
あまりの浅ましさに自分でも呆れて、活字を読み始めた。難種と書いてある本もある。しかし難種を難種とはっきり書いている書籍の中にもパラレルスを難種と書いていないものもある。もしかしたら・・・。と期待を持ってなじみのショップへ。どうも難種ではないようだ。特に気をつけるところもなし。そのショップでは難種は難種とはっきり言う。レイノルジーははっきり難種と言われた。イルミネータスはグリーンは気をつけた方がいい、と言われた。スタインダックネリは高温注意と言われた。イルミネータスゴールドとスタインダックネリは買った。レイノルジーは最初から関心はなかった。おかげで今冷房をがんがんに効かせている。はっきり言って体には悪そうだし、環境にも厳しいし、家計にも響くが、これは飼い主の責任と思っている。
結局一匹買った。さすがに二匹も買えない。財布に金はあったし、それくらいは買えないわけではないのだが、心情的に。書籍だったら数万円は速効買うのだが、さすがにコリを数万円一気に買う気になれない。
二日目。元気に泳いでいる。同じようなサイズのコリが他にいるのえ、そいつらとつるむかな、と思っているが、今のところ単独か集団の中に入り込むか。えさは回っているようだ。何せミジンコだから。
結局ネットだけではなく、書籍や人に当たるのも必要なのだろうな。ネット上の情報を使う時の注意点を今更ながらに自分で確認してしまった。ネット上だけでなく、多様な情報を突き合わせろ、ということだ。私の今回のメディアリテラシーは正しかったのか、しばらく結果は出ない。