エプソンのミニノート

本日購入。来るのは明後日。
ウィンドウズマシンを使うのは二回目。1992年に本体とワープロソフトとプリンターが込みで20万円以下、という条件を満たしたのが大学生協で売られていたMacintosh Classic(4MB、120MB)だった。それ以来のマカーで、初めてMac以外のマシンに手を出したのはリブレット20。ジョーシンで7万円で釣りが来る値段で売られていたので、持ち運びができれば、と思って買った。当時使っていたクラリスワークスとオーガイはウィンドウズ版もあったので、それをインストールしてそれなりに便利に使っていた。CPUは小型省電力の486互換の75Mhzだったが、メインマシンが68040の25Mhzだったし、HDDも250MBしかなかったが、メインマシンも230MBだったので、メインマシンよりも強力だった。しかし2002年にiBookを買ってから使わなくなった。インターネットにつなげない、というのが致命的だったのだ。
正規雇用なので、自分のデスクというものがない。しかも移動が多い。今は九州と関西で仕事をしているので、移動と宿泊が伴う。一昨年は日帰りの強行軍だったのでパソコンは必要なかったのだが、2006年まではiBookもしくはMacBookProを持ち歩いていた。リブレット以前の持ち歩きマシンであったPowerBook100やPowerBookDUO210と同程度の重さで、90年代初頭には軽かったはずの2kgの重量が我慢できなくなった。年を取ったのだろう。特に今のMacBookProは2.4kgある。コロ付きのヤツで運べば何とかなるし、今まではそれで運んできたのだが、荷物の大きさに嫌気が差し、昨年度はかばん一つに荷物をまとめた。パソコンは持ち歩かない。
動きは楽になったが、昨年から宿泊先のホテルがインターネットにつなげるようになっていて、丸一日ネットから離れるのも何かと不便、というのは、仕事には関係ない話なのだが、何よりも講義が終わって宿泊するようになると、講義レジュメのアップデートに支障を来すようになった。小さな問題点を忘れてしまうのだ。来年度の講義も今年と同じことになってしまう。学生からの質問や提言などでアップデートされたことは次の講義でフィードバックはするが、それが来年度に生かされないのは何とももったいない。しかし私の記憶力は薄弱なので、次の講義にはフィードバックされてもそれがレジュメには反映しない。
小さなパソコンを買うしかない、と決めてMacBookAirを狙っていたのだが、いかんせん値段が高い。安さで考えるならばミニノートしかない。というわけで当初はデルのInspiron Mini 9のSSD32GB仕様を考えていたが、つらつら考えて最終的にエプソンEndeavor Na01にした。決めてはキーボードのピッチ。17mmないと原稿執筆には辛い、というレビューを見たからだが、考えればリブレットは13mmだったにも関わらず、それで原稿用紙50枚程度の学術論文を3本も執筆していたのだから結構やろうと思えばやれるものだ、ということに気付いた。まあキーピッチは広い方がいいし、画面もあまりに小さいのも何だからエプソンでいい、と決めた。値段も安いし。重さが1.2kgと半減し、大きさも小さくなるから便利かな、と。しかし重さと小ささはInspiron Mini 9に軍配が上がるな、とか、いろいろ考えることもある。いや、もう申し込んで来るのを待つだけだから今更どうにも仕方がないのだが。