我が九条（その１）−九条兼実

九条兼実から九条家の人々の就任職や官位を年代順に記載し、年齢を載せる。各条の数字は典拠を載せるつもり。多分企画倒れになる。
第一回の記念すべき「我が九条」のスタートの日は憲法記念日、ではなく、始祖の九条兼実の命日（承元元年四月五日はグレゴリウス暦１２０７年５月３日）。
凡例
No.0人名（父、母）
00:年号(西暦).月.日　事跡(数え年)

その１はもちろん九条兼実。「正論」を言い続けて平清盛からも後白河院からも煙たがられ、木曽義仲になっても相手にされず、源頼朝に利用価値を認められて一気に政界の中心に躍り出るも、頼朝にはしごを外され失脚。よく言えば硬骨の論客、悪く言えば頭でっかち、という印象を持っている。

No.1　九条兼実（父:藤原忠通、母:藤原仲光女）
01:久安5(1149).生(1)
02:保元3(1158).01.29.元服、正五位下、禁色を許され、昇殿(10)
03:保元3(1158).03.13.左近衛権少将
04:保元3(1158).04.02.左近衛権中将
05:保元3(1158).10.21.従四位下
06:保元4（1159).01.03.従四位上(11)
07:保元4（1159).01.29.兼播磨介
08:保元4（1159).04.06.正四位下
09:永暦1（1160).04.08.従三位(12)
10:永暦1(1160).06.20.正三位
11:永暦1(1160).08.11.転権中納言
12:永暦1(1160).10.11.従二位
13:永暦2(1161).08.19.兼右近衛大将(13)
14:永暦2(1161).09.13.権大納言
15:応保2(1162).01.10.正二位(14)
16:応保2(1162).02.19.兼中宮（二条天皇中宮藤原育子）大夫
17:長寛2(1164).閏10.23.内大臣(16)
18:永万2(1166).08.27.兼左近衛大将(18)
19:永万2(1166).10.10.兼東宮（後の高倉天皇こと憲仁親王）傅
20:永万2(1166).10.21.辞左近衛大将
21:永万2(1166).11.11.右大臣
22:仁安3(1168).02.19.踐祚により東宮傅を止む(20)
23:承安4(1174).01.07.従一位(26)
24:元暦2(1185).12.28.内覧宣下(37)
25:文治2(1186).03.14.摂政宣下。藤原氏長者宣下(38)
26:文治2(1186).10.17.辞右大臣
27:文治5(1189).12.14.太政大臣(41)
28:文治6(1190).04.19.辞太政大臣(42)
29:建久2(1191).12.17.関白宣下。准摂政宣下(43)
30:建久7年(1196).11.25.辞関白(48)
31:建仁2年(1202).01.28.出家（法名円証）(54)
32:承元1(1207).04.05.没(59)