言ってみてぇ〜

「Nゲージって、やはり走行させてなんぼだよね。この前買ったばかりの急行能登をフル編成で走らせてみたんだ」って言ってみてぇ〜!!(今泉風に)
そんな十何両も走らせて格好がつくような広い場所など、どこにもありませ〜ん。こちらはせいぜい60cm×45cmの「昭和の鉄道模型をつくる」に一両の嵐電玉電叡電を走らせるのがせいいっぱいだもんね〜。

私がNゲージを始めた頃は確かに「走らせてなんぼ」だった。それでも半径280mmのカーブでは4両編成ではすでに微妙。8両編成の485系は実際目も当てられない。それでもKATOの485系は格好良かった。高校1年のときに買って、そればかり走らせていた記憶がある。湖西線ムードのレイアウトを作るのが夢で、高架で走る湖西線の下には京阪石山坂本線を配置する、ということを夢見ていた。どれだけのスペースが必要なのか、ということを考えるとそれだけで実現不可能な気がした。
当時入門者は90cm×60cm、つまり定尺ベニヤ板(180cm×90cm)を三分割した大きさのレイアウトが標準だった。それでは2〜3両程度。電車は厳しい。気動車が中心になる。単線エンドレスに交換駅。この交換駅の有効長が結局2両程度で、1両でないとホームからはみ出すのではないか。それでは面白くないわけだ。
1983年ごろには小型列車が発売になり始めた頃で、KATOからはポケットライン、トミックスからは箱根登山鉄道。もう少し経つと京阪小型車とかキハ05が出てきた。京阪小型車はかなり昂ぶったが、結局買わなかった。京阪小型車、つまり京阪電鉄京津線をモデルにしたレイアウトならば90×60でも十二分だったわけだが、やはり国鉄型車両へのこだわりが邪魔をしたのだろう。もっとも京阪ムードのレイアウトを作ろうと決心しても、工作力が伴わずに挫折したであろう事は想像に難くない。
「昭和の鉄道模型をつくる」に京阪京津線を再現することは考えないでもないのだが、残念ながらGMで、キットなのだ。私の工作力では難しい。私がほしいのは260型準急色、つまり京阪本線の特急と同じ色をした小型車両である。京阪特急の色って出てったっけ、とか、きちんと塗り分けできるだろうか、とか考え出したら、諦めるのが賢明ということになる。マイクロエースからでも出ないかな。出たら買うと思う。ただマイクロエースは微妙に私の好みを外してくれるので、出したとしても260系の普通色かな、と。阪急2800系と長電2000系はみごとに外された。モデモあたりから80型とかいかがだろう。あるいはモデモから京阪260型が出ないかな。ちなみにGMのキットは500型、600型が中心で、300型や350型も出来る、というもの。おまけとして260型初期車が一両ついている。両運なので、これ一両で楽しめるのは悪くない。あとはこちらの手先の不器用さがネックだ。まあKATOは出さないだろうが、トミーテックで出ないだろうか。むしろ鉄コレのネタとしては東急旧5000系とその譲渡車が先か。東急デハ5000、長電、岳南、松本電鉄熊本電鉄上田交通福島交通あたり。鉄コレの基本としては東急を外して10種、という気がする。シクレは上田交通のクハ290で。