小田急キハ5000

少し前だが、小田急のキハ5000を買っていた。小田急キハ5000は乗ったことも見たこともなく、関東鉄道に譲渡された後も見たことすらない。そもそも小田急自体乗ったことはない。小田原駅で急行「銀河」から見たことがあるぐらい。鉄道ジャーナルで急行を取り上げた連載があり、そこで「あさぎり」を取り上げていて、それが妙に印象に残っているから思わず買ってしまった。
日本では初めての優等列車用の気動車という輝かしい経歴を持つ。2エンジンを搭載して新宿と御殿場を結んでいた。小田急線内は特急、国鉄線内は準急なので「特別準急」と呼ばれていたそうな。定員を詰め込んだためシートピッチが狭すぎて、増備車のキハ5100ではシートピッチを広げ、さらにキハ5000もシートピッチをキハ5100に合わせる改造を行なった結果、微妙に窓とシートが合わないということになった。当初は「銀嶺」「長尾」「芙蓉」「朝霧」だったが、電車化と急行格上げを機に「あさぎり」に一本化され、SE車3000系を改造したSSE車が投入され、後にRSE車とJR東海371系が投入されて特急格上げ、沼津延長となった。