大河ドラマ「平清盛」の「正義感」

国家鮟鱇氏の感想「平清盛」第二回感想 - 国家鮟鱇

一番萎えたのは、王家と呼ぶこととか、殺生禁断の白河院が清盛の母の殺害を命じたとかじゃなくて、清盛が出世を目指すのは、殺生禁断などという無茶な命令によって苦しめられる民を救うためには出世して意見を言える立場にならなければならないというような「大義」が動機になっているような描写。

これを入間田宣夫氏風にいうと、腐敗した貴族社会を武士が正して行く、というような武を文よりも重んずる軍国主義的描写、ということになるかな。
白河院の堕落が貴族社会を混乱に陥れた、という見方は『神皇正統記』。自称右派が「白河院を醜く描くのは反日サヨク的」というからには、北畠親房反日サヨクだな。