2014-12-06から1日間の記事一覧

対訳『椿葉記』5

さて延文二年二月十八日上皇は伏見の離宮に還幸なる。閑素にてまします。両法皇、先坊もみな還御なる。抑長講堂領・法金剛院領・熱田社領・同別納・播磨国衙・同別納等は、後深草院以来正統につたはる。然は法皇の御譲を受て上皇御管領あり。御堂御領知行す…