2014-12-07から1日間の記事一覧

対訳『椿葉記』6

さて内裏は伏見殿と御中よく申通られ侍る。その比、将軍は幼少にて、執事細川武蔵守頼之朝臣天下の事は執沙汰申程に、内裏には近臣ども内談ありて、御譲国のさたやう/\風聞せしかば、伏見殿より栄仁親王践祚の事、後深草院以来正嫡にまします御理運の次第…