2014-12-19から1日間の記事一覧

対訳『椿葉記』8

さて禁裏は御在位十二年ましまして、永徳二年四月御譲位ありしかども、今度は伏見殿より御微望を出さる〃に及ばねば、あらそふ方なく一の御子御位につきぬ。新院は御治世なれども、天下の事は大樹執行はせ給。その比ふしみ殿へ准后常に御参ありていと時めき…