ちょっとしたこと

今日スポーツ新聞をチェックしていたらこんな記事が。

同じIT企業でも「遠くのメジャーより近くのプロ野球」を打ち出す「身の丈経営」の楽天は、豊富な資金力で「世界一構想」を打ち出すソフトバンクとは対極にある。試合ではもっとも負けたくない相手だが、昨季レギュラーシーズン1位の相手に、力の差をまざまざと見せつけられた。

 その違いは「精度」。攻守の細かいミスが失点につながった。田尾監督が反省を促す。「前田はタッチプレー、吉岡は外野の返球をカットすれば余計な進塁は許さなかった」。攻撃でも「打線が弱いのは分かっていること。何の工夫もなく打席に立つな」と無策の打線に嘆き節だ。

そうなんだよね。「違いは『精度』」。実は成績のいい生徒と成績のよくない生徒の力の差も「精度」。細かいミスの積み重ねで点が低くなる。一つ一つ確かめると結構分かっているのだが。例えば解答の末尾。理由を聞かれていたら「から」、どういうことか聞かれていたら「ということ」など。あとはきちんと聞かれていることを理解する。やれば出来る漢字や文法など、基礎的な部分をしっかり押さえる、等々。
もっとも全くお話にならない人もいる。そういう生徒はそもそも文を読むトレーニングが必要だ。コミックでもいいから読ませる。そもそも文が読めない生徒はコミックすら読めていない。だからコミックでも十分トレーニングになる。コミックに興味を持てればしめたもの。関連する本も読み出すだろう。コミックは駄目だ、と排斥するのは一定のレベルの生徒を前提としている。しかし最近では私立中学受験ブームが続いていることと、少子化があいまって、本当に日本語がろくに読めない生徒でも塾にやってくる。コミックを読ませない、という常識も少し見直しが必要かと。