勉強が出来ると言うこと

前回勉強がダメな人の特徴、五点を挙げました。私の小学校時代の特徴です、はい。
もう一度挙げときます。
1 宿題はやらない。
2 テストはやりっぱなし。
3 一人だけで動くことが多い。
4 忘れ物が多い。
5 整理整頓が出来ない。
今回は2番のテストはやりっぱなしを考えたいと思います。
子供がテストを持って帰ってきました。点数が悪いです。どうしましょう。
1怒る。
2見てやる。
3子供が何点取ろうと関係ない。
4子供がテストを持って帰ってくることはそもそもない。
1はNGです。大体家に持って帰れば叱られることがわかるテストを持って帰ってきただけでも、その勇気は褒められるべきでしょう。私だったら速攻処分します。というか、してました。当然です。何で怒られることがわかっているのにばか正直に見せねばならん。ということは、テストのやり直しは行われません。受けっぱなしです。
3も微妙です。一見思いやりのある対応に見えますが、子供がせっかく見せているのだから、何らかの反応は見せるべきでしょう。「36点だった(寂)」「あ、そう」では子供もぐれかねません。問題行動を示す子供は、その多くが親から無視されていると感じている、という話もあります。
4は論外です。というか、子供がテストを処分している可能性が高いのですが、親の方でも子供の成績には関心を払って下さい。極端な話、親が子供の成績向上に寄与できるのは小学生までです。中学生になれば「テストはどうなんだ」「うるせー」というアットホームな暖かい会話が想定できますし、高校生になれば「オレさあ、今回のテスト×点だったんだ。ちょっとテスト見てくれねえかなあ」「どれどれ、ウッ、わからん(汗)」という知的な会話がなされることでしょう。もっとも中世史学の泰斗黒田俊雄氏は浪人している娘さんの成績があまりに悪いことに激怒して、日本史を特別にを教えたそうですが、それは極めて高度な内容で、受験を限りなく逸脱していたそうです。しかも明治になったら、面倒くさくなったのか「あとは自分でやれ」ということで、大学受験をサポートできる親は受験産業の人間に限られます。それも自分の担当科目意外は対応できません。大学受験は自分しか頼れません。
2しかあり得ません。子供の成績を上げたいのであれば。自分の子供がどこでつまずいているのかを把握することは必要です。小さなつまずきを早め早めに手当しておくことが必要です。ちなみに私は二年はおろか三年になっても九九は覚えられませんでした。母親は半狂乱で菜箸でどついて覚えさせようとしていました。ただ特殊学級に入れようと言う話が起こらなかったのは、私は当時アメリカ合衆国にいたからです。当然ですがアメリカ人はだれも九九を覚えていません。ですから私は遅れるどころか、九九を一部覚えているだけでも、計算が速いので、優等生だったのです。もし日本にいたら特殊学級送りだったかな?