尾崎豊を聞きながら

尾崎豊「卒業」を聞いての教師としての率直な感想。
「夜の校舎、ガラス窓こわしてまわった」
めっちゃ迷惑。私は大学院時代高校の宿直をしていた。様々な事件に遭遇した。窓ガラス破損事件もあった。真夜中に「ガシャーン」という音が一時間ほど響く。はっきりいって恐怖以外の何者でもない。校長からの職務命令で「不審者を見たら逃げろ」「何があっても知らんふり」ということになっていたから、宿直室の布団にもぐりこんでいたが、あれは怖かった。自分の鬱憤くらい自分で始末しろ。学校に頼るな、学校中毒め。他には校舎の壁一面教師の悪口落書きというのもあった。あれはびっくりした。朝起きて見回っていたらいきなり「○○死ね」だもんな。私が体験したわけではないが、阪神大震災の時に宿直、という恐怖体験とか、日の丸(当時)引きずり下ろし事件とかいっぱいある。宿直のバイトが迷惑するので、左翼活動家の皆さん、学校の国旗を引きずり下ろすのはやめて下さい。m(__)m
「先生、あなたはかよわき大人の代弁者なのか」
これは完璧に誤っている。先生はかよわき大人の代弁者ではない。かよわき大人そのものだ。考えても見てくれよ。先生だって生活してるんやで。女房もいれば、子供もいる。先生に対してそんな過大な期待をするもんやないで。
「この支配からの卒業」
おうおう、早く出て行ってくれ。いやならそもそも学校なんぞ来るな。社会に出て働け。それがてめえのため、ひいては社会のためだ。いやいや学校に来るなんぞ金と時間の無駄だ。学校側にとっても人的資源と労力の無駄だ。頼むからやる気ないのに資格だけ取りに学校にきて、それはそれでいいのだが、カッコつけて抵抗なんぞせんといてくれ。学校出た、という資格が欲しくて学校来ているのなら、その学校の秩序に従え。資格などなくても世の中立派に生きて行ける。何のために学校来ているのか、もう一遍考えてくれ。