ギャップ

今日は小学校三年生の国語。文中に「風のように水が入ってきた」という記述があり、問題に「水は何にたとえられているでしょうか」というのがあった。答えは当然「風」だろう。しかし生徒は「海」と答えた。聞いた私も「???」となったが、「どこにそんなこと書いてあるかな?」と聞いたら生徒も「???」となっていた。このギャップは多分に小学校での教育方針にあるのかもしれない。小学校ではとかく自分の個性的な答えを求める傾向があるのではないか、と疑っている。しかし実際に要求されているのは正確に文章を読み取る能力なのだ。個性を云々するのは、まずもって正確に文章を読み取る能力を身に付けてからである。正確に文章も読めないのに、個性も何もあったものではない。