鉄ヲタのささやき

JR事故について。中山寺停車が増えたのに、所要時間が同じ理由について「速度が5〜10km早い新型車両を導入したため」と説明している、という(朝日新聞本日付け)。もしこの説明があったとしたら、JRはどこまでウソをつけば気が済むのか。私の記憶では「新型車両を導入した」ことなどない。昔から東西線直通快速は207系だった。丹波路快速は221系だった。ラッシュ時に103系と113系と117系が入らなくなったことをいっているのか?もともと中山寺停車が増えた列車は現在と同じ207系と221系だけである。「新型車両」の導入などない。新型車両が大量に導入されてスピードアップが可能になったのは、東海道山陽本線に大量に導入された223系のことを言っているのではないのか。いいかげん自分に都合よく話を捏造するのはやめてほしい。このような体質では事故はいつでもどこでも起こりうる。
それともう一つ。この事故を「社会の緩み」ととらえる見方について。もう成立の余地は無いとおもうが、念のため。どう考えても「社会の不寛容」が作り出した事故だ。高見隆二郎運転士の「ゲーム脳」を云々するのは、JR西日本に都合の好い世論作りの一環でしかないが、「社会の緩み」説も同様の役割しか果たさない。本来JRが背負うべき責任を運転士と車掌に負わせるようなことがあってはならない。それではまた事故は繰り返されるであろう。