トレインシミュレータ

トレインシミュレータとは、電車の運転士気分を満喫できるソフトだ。別に電車でGO!でもいいのだが、トレインシミュレータの方が実写なので私の好みだ。というより私はゲーム機を持っていないのでトレインシミュレータしかやりようがない。私は北海道大好き人間だ。タイガースの次には日ハムを応援している。Jリーグはコンサドーレだ。見てないけど。最近はトリニータも関心を持っている。順位知らんけど。で、JR北海道版のトレインシミュレータは速攻かって飽きるほどやった。
小樽駅を出るところでブレーキテストをやらされる。これをやらないと減点だ。ブレーキの効きの癖をつかむためだろう。ということを私が知っているのは、阪急電鉄の広報誌に運転士がまずやることとして車両の癖をつかむこと、というのが書かれていたのを覚えているからだ。車両に癖があるのは鉄ヲタの間では常識なのだ。鉄ヲタの間でも常識なのだから、鉄道会社は当然知っているだろう、と思っていた私の考えは甘かった。
運転士からクハ207−17編成はブレーキの効きが甘い、という証言が最近報道をにぎわしている。したがってそれを高見運転士がチェックしなかったとしたら、当然高見運転士のミスだ。多分やってはいたのだろうが、それを省みる余裕がなかったとしても高見運転士のミスだ。すでにスピードの出しすぎ、というミスを犯しているのだから、ブレーキの効き自体をここでことさらに問題にするのも何となく屋上屋を重ねているという気もしないではないので、ここではこれ以上論点にはしない。
問題はJRのコメントだ。最新の車両だからブレーキの効きが甘い、ということはない、だと?!多分このコメントを出したJRの幹部は鉄道のことを何も知らない素人だ。鉄道マンではあるまい。で、これはJRの正式コメントだろうから、取締役会はこのコメントを見ているはずだ。なぜ誰も止めない。もしかしたらJRの取締役会は全員素人なのか?このコメントから見えるJRの現実は寒い限りだ。そしてこのような企業を作り出したここまでの政治過程もお粗末だ。