わがママ

いま関西限定ワイドショー「ちちんぷいぷい」において「わがママ」問題が取り上げられていた。無理難題を学校に持ち込む親である。例えば私学受験のために一ヶ月学校を休ませろ。ちなみに兵庫県でこれをやると落ちるので注意。灘があまりにも不自然な欠席の多い受験生を不合格にして以来、他も追随しているそうで、甲陽学院の先生に伺ったところでは、不自然な欠席は学校に問い合わせるそうだ。だからもし我が子を受験させようと思っていて、学校を休ませる場合は塾の指示に従っていただきたい。ポイントがある。自己流で物事を考えないこと。他には給食費の催促に「金のことばかり言うなら学校に行かせない」とほえる。遠足中に擦り傷を負ったので消毒したら「なんで病院に行かせない」と苦情。授業中にマンガを読んでいたので取り上げたら「返したれ」とねじこみ。
こういうわがママが増えている背景として「バブル世代」であることが挙げられる、という。現在三〇代から四〇代。私だ。私もバブル時代に大学生を通過している。もう少し上が過保護世代だという。高度経済成長期に子供だった。あ、私だ。しかし私はその最後の世代だ。私を最末期としてその前一〇年ほどの親に問題が出ているようだ。現在の大学生の思考力の欠如は大学・高校関係者が一致してかどうかはわからないが、自分のことは棚上げして指摘しているところである。私も自分の過去のことは棚上げして、日本の若年層の思考力の欠如には思い至るところがある。
そういう若者を育てた親の問題点として挙げられるのが、批判されることに慣れていない、ということであるらしい。自尊心が高く、プロ教師の会によればガラスの自尊心。すぐに砕ける。だから批判されると過敏に反応する。逆ギレする。自信がなく、プライドだけ高い。これが近年の若者の特徴なのだそうだ。ちなみに私もその世代にあてはまるわけだが、思い当たる節は、自覚症状はない*1。ふむ、そんなものなのか、と思うだけだ。しかし気をつけないといかんな。現に他人から批判されるとヒステリックに反応する輩って、見ているだけで不快だもんな。

*1:多分一番たちが悪いのはこういう自覚症状の無い人らだ。私はやばいな、うむ