匿名性

私はキモメンデブヲタである。
なんて事書いていて、実はイケメンで、18才で、東京大学現役学生で、だったらどうしますか。そうでない保証はどこにもない。またはキモメンデブヲタを気取る美女だったら?
まあそういう偽装表示はここではしていない。正真正銘のキモメンデブヲタなのだが、ネットはそういう恐ろしさと面白さがある。
ということを思ったのは、塾でネットを検索していた。作品を検索するのだ。どういう話だったけ、とかを確かめるのだ。意外なことがわかったりする。例えば入試でもよく出る幸田文の「おとうと」に出てくる碧郎を木村拓哉が演じていたり。
で、そういうことで意外とネットを使うのだ。すると生徒が「2chですか」と聞いてきた。いくら私がネット右翼チェックテストで高得点を記録したとは言え、勤務中に2chをやる度胸はない。「んなわけないやん」と返すと「友達が2チャンネラーなんですよ。大学生を演じたり、この前は社長になってましたよ」とかいう。それで合点がいった。時折見られる極度に幼稚な議論、ありゃ小学生が演じているのか、と。
こんな議論もあった。キーワード論争。キーワードの存続を主張する人に対して「高校生なみの議論ですな。まともな社会人とは思えません」という批判をしている人がいたのだが、相手はリアルで高校生だった、とか。考えてみれば失礼な話で、高校生に向かって「高校生なみ」という批判をするのは、高校生全般をバカにしすぎ。とともにその高校生は社会人に見える「高度」な主張をしていたのか、とも思える。
このブログだって中学生や小学生が書いていたりして。