散髪

二ヶ月ぶりの散髪。もちろん理髪店。美容院などいかない。もちろん安い理髪店。ひと月4000円もかけていられない。二ヶ月で1800円(洗髪込み)。
だいぶ前に書いた気もするが、私は髪形にこだわらない。どうでもいいのだ。まともな髪形ならば。自分のセンスには全く自信がないので、基本的におまかせ。相手はプロだからそこそこまとめてくれるだろう。
私の行きつけは、電車で数駅行ったところにある理髪店。なぜそこか、と言えば、数年前までそこの近所に住んでいたからだ。引っ越し後、何となく床屋を変える根性がなくて、ずるずると行っている。
そこは楽なのだ。「耳を出すくらい」というオーダーで全部通じる。というより技術が余りないのか、バリエーションが乏しいのだろう。適当なオーダーで適当な髪形にしてくれる。全てオールバックだ。オールバック製造所なのだ。
ところが今日行ったらいきなり「きちんとしますか、自然な感じにしますか」と来た。はぁ?「きちんと」ってどういうことだよ。「自然な感じ」ってどこがどう「自然」なんだ。と聞きたくなったが面倒くさいので「きちんとで」と言って、やはり聞いて見ることにした。耳のところを「きちんと」剃ってそろえるか、「自然な感じ」で置いておくか、という違いなのだそうだ。どちらでもいいが、耳の辺りをいつまでもいじられるのもうざいので「自然な感じで」とオーダーする。あとはお任せ。と思っていたら、また期待を裏切られた。散髪が終わって鏡を出して後ろを確認。「これでいいですか」と鏡を見せてくれるが、私はド近眼なので、見えない。「いいです」と確認せずにOKを出す。ところが今日は「眼鏡をお持ちしましょうか」とまともなことを言ってくる。面倒なので「いや、大丈夫です。これでいいです」と見えるふりをする。セットは今日は何も聞かれない。どうせオールバックだ。それ以外バリエーションはない。で、オールバックは似合っているとも思えないが、他の髪形も知らないし、プロにお任せ。
ただ今日はまた白髪の多さを再確認。雪が降っているのかと思ったよ。ロマンスグレー、もといキモメンデブヲタグレーでした。