小泉微妙、武部厳しい

本日の国会予算委員会質疑と自民党各派閥、特に森喜朗前総理の発言を聞いて。ライブドア問題だな。武部幹事長はかなり厳しい状況に追い込まれた。小泉支持ブログを見る限りでは野党とマスコミが悪い、というような書き込みが目立つのだが、森前総理の発言を見る限り、ライブドア問題では自民党の比較的親小泉派の中でも非難が大きいと思われる。もっとも小泉支持ブログでも堀江貴文容疑者擁立に関しては疑問が呈されていたケースもあり、ライブドア問題で小泉総理の堀江擁立をいまだに擁護しているのは、小泉ファンというよりは堀江ファン、と見た方がいいのだろうか。少なくとも「ネットウヨ」と呼ばれる人の間では堀江擁立は評価が割れていたのは事実だ。やはり堀江容疑者産経新聞の論調を「特異」と切り捨てたことが、記憶に残っているのだろう。
馬淵澄夫衆議院議員の質問に対する安倍晋三官房長官の答えが、安倍長官自身の焦りを端的に表していた。というのは、馬淵議員の質問はそれほど致命的ではない。むしろ余裕を持っていなせる体のものだろう。馬淵議員も意外な戦果にほくそ笑んでいるのではないか。
あと、谷垣禎一財務大臣。小泉総理の答弁中にウケないように。麻生太郎外務大臣のように神妙にうなずいていなさい。というわけで谷垣大臣もポスト小泉から脱落か。まあ最初から分かり切っているけど。