嫌韓の効用

この期におよんでも嫌韓を主張する人がいて嫌気を催していたが、冷静に考えれば野球のためにはいいことかも、と思いはじめた。韓国が十月に日本チームとの再戦を望んでいるらしく、もしそれが実現すれば盛り上がるだろう。たとえば昨年のアジアシリーズ。誰か覚えていますか?私は阪神ファンなので記憶が飛んでいるのだが、ソフトバンクファンも同様だろうが、ロッテファン以外は覚えていないのではないだろうか。しかし今年のポストシーズンアジアシリーズは盛り上がるし、さらにアジアリーグが実現すれば、嫌韓の人々が盛り上げてくれるだろう。そしてこれは実は日韓交流にも寄与するだろう。嫌韓流も使いようだ。イチロー外野手のあの発言以降韓国ではヒートアップしている。日本でもヒートアップしている。竹島とか靖国でヒートアップしても相互理解にはならないが、野球でヒートアップするのは相互理解にもつながる。嫌韓流のエネルギーを野球に費やせれば、逆説的に日韓友好にもつながる。というよりもつなげるための努力をしなければならない。日韓ワールドカップ嫌韓世論が噴出したことを考えると、楽観はできないが、そのような努力は続けなければならない。
そのために一つ我々が考えなければならないのは、スポーツを政治利用する道に踏み込まないことだ。そのために何が出来るか、何をするべきかを考えたい。