阪神7−広島0

ここのところ巨人が勝つわ、阪神は負けるわ、こうなると巨人に罵声を浴びせたくなるのが阪神ファン阪神ファンは巨人の悪口を言うが、巨人ファンは阪神の「は」の字も言わない、とか、京大生は東大の悪口をトイレに書くが、東大のトイレには京大の「き」も字もない、とか言われるが、今日はそういうことをしなくて済む。よかった。
この二日間、私が巨人バッシングしたくなる最大の理由は、阪神があっけなく負けるからである。五点差をひっくり返されたり、五点とったのにひっくり返されたりという阪神のある意味ストレスがたまる敗戦の原因は中継陣の未整備である。能見篤史投手は現状ではセットアッパー不適格だ。誰かがデイリーで言っていたが、セットアッパーには強力なストレートが必要だ。しかし能見投手は残念ながらかわすタイプの投手。流れを作り出すことはできても、相手に傾いた流れを断ち切り、自チームに持ってくることはできない。ということは、岡田彰布監督もおそらく百も承知だろう。それを承知で能見投手をはじめとしたNFKに頼ろうとしているのだろう。NFK(能見・藤川球児久保田智之)が本格的に機能するまでは我慢が必要だ。今日みたいにチーム力が明らかに違う場合には不安定なNFKプラスA(相木崇)でいいだろうが、強いチームになると逆転される。中日にはしばらく苦戦するだろう。もともとあまり得意ではないし。