PowerBookPro5つの風景 4 出張先のホテルでホットな最新レポートを作成する

ティーホテルの情報設備は年々充実してきて、コピーやファックスはもちろん、頼めばワープロを貸してくれるところもある。っていうか、いらんし。もとい、失礼しました。しかし、いつでも自分の環境を持ち歩いているから当然必要ない。もっとも私が宿泊しているのは、温泉のあるホテルなので、コピーもファックスもない。近くのコンビニでコピーをする。ワープロなんて今はないだろう。さすが1993年の記事だ。
チェックインからの一連の作業というのは、一種のルーチンだ。出張の場合、夕食は外で済ませてくるから、着替えと風呂、そしてビールという誰でもが見せる行動を忠実になぞる。
私の場合は、塾で一仕事終えてから夕方のひかりレールスターのオフィスシートとソニックグリーン車でレジュメを作る。この乗り継ぎだと、運が悪くない限り電源がある。これで別府入りすると9時前。まずチェックインして巨人が負けるところを見て(阪神戦はほとんど放映していないし、ほとんどデーゲームだ)、巨人の敗戦を見届けてからレストランでビールを飲みながら食事。着替え。酔い覚まし。風呂、という誰もが見せるとは限らない行動を適当になぞる。
新しい習慣としてMacBook Proを開くこと。最初のうちはスケジュール確認にも使わなかったが、そもそも私みたいに単純なスケジュールなど、マシンに打ち込んでいる時間が「モッタイナイ」。今では結構な業務をこなせることがわかった。レジュメの後半部分を作る。プリンタをバイト先においてあるので、いつでも出力できるようになったのが大きい。今までだと、土曜日の深夜にはレジュメを完成させる必要があったが、今では月曜日の講義直前まで細かい修正作業ができるようになった。ホテルにもネットにつながったパソコンがあるので、そこでググって最新の情報を反映させる。もっともネットにアップされている歴史学関係の情報はほとんどクズなので、利用するにはリテラシー能力を要する。これは歴史学に限らずネット上の情報を利用する歳の鉄則だろうが。
最新の情報を反映させた資料を持って、明日も取引先、もといバイト先に向かうのだ。

出張先のホテルで必要なものを考えて見よう。
MacBook Proを移動先で使う時に必要なのは、1MacBook Pro本体、2AC電源アダプタ、3データのバックアップ用のメディアだろう。ちなみに『快適PowerBook生活』を見ると、3の部分はフロッピーディスク、4としてハングアップ用の場合のための緊急用ディスクとなっている。ちなみに私が持っていたPowerBook100もPowerBookDUO210もFDDは外付けだったので、実際には持ち歩かなかった。そんなに事故が多発するわけでもない。特に「万が一のハングアップ用」ってそこまで用心することもないような気がした。当時確かにMacは不安定だ、と言われたものだ。しかしINITやcdevを入れ過ぎない限り、意外とハングしないものだ。弟の使っていた、ばりばりにカスタマイズされたMS-DOSの方がよほどハングしていたように思う。仕事で使うものはシンプルに使う。これが基本だ。
今はMacOSUNIXベースになって、強固なシステムになった、と言われる。しかしiBookはよくハングする。なんで?どして?(多分メモリ不足)