Macエヴァンジェリスト

マックユーザーというのは不思議な人種で、頼まれもしないのにマックのセールスをやっていたりする。身の回りの人にマックを勧め、引き込むのだ。
私は自分のバイト先の高校に60台あまりのマックを買わせたことがある。1992年ごろ、(自粛)高校ではIT(イットではない)教育を行おうとしていた。富士通とアップルの熾烈な争い。富士通は日参して事務室にパンフレットを置いたりして、攻勢を強める。私も連日富士通のセールスマンが事務室に訪れていたのを覚えている。ちなみにアップルの社員が来たのを見たことがない。アップルのパンフレットも見たことがない。
私はいつも通りPowerBook100を取り出して仕事をしていた。すると顔なじみのマックユーザーの教師がやってきた。しばらくマック談義に励んでいると、校長が来た。するとその教師は私のパソコンを使ってマックのプレゼンを始めたのだ。私もプレゼンに加わった。校長は「いいですねぇ、これ」とか言っていたが、新学期を前にパソコン教室にMacintoshLC3とQuadra840AVが置かれていた。少なくともFMタウンズよりはまともな選択をさせた、と思っている。タウンズの操作法を身に付けても役には立たないだろうが、マックの操作法は少なくともタウンズよりは役に立つだろう。ほどなくFMVに変わってしまったのだから、税金をドブに捨てるところだった、と言う他はない。
ちなみに高校一つにアップル製品を導入させたことに対し、アップルから何の見返りもない。