取材拒否

にならなければいいが。金本知憲外野手のコメントの扱い。前の回の走塁で送球がひざにあたって関節を痛めた金本外野手が打席に向かう時に、岡田彰布監督が耳打ちした。金本外野手はその打席で満塁本塁打。試合後のヒーローインタビューで「監督に『何とかしろ』と言われました」と言ったのだが、その発言がいろいろ脚色されて報道されている。
デイリー「次はダーウィン。2アウトになったら、代打がおらん。何とかしてくれ…」
朝日新聞「2死になったら代打になるから何とかしろ」
ニッカンスポーツ「この後のダーウィンに代打はないから。どうにかしてくれ」
スポーツ報知とスポニチには記事なし。
岡田監督はマスコミに取材拒否をしているし、歩きながらの取材でも「ここで言うことちゃうやろ」と答えている。かなりのけがをしている金本外野手があの場で取材に応じるとも思えない。とすれば、ソースはヒーローインタビューだけである。ヒーローインタビューではアナウンサーの「監督から何と声をかけられたんですか」という問いに対し「『何とかしろ』と言われました(笑)」と答え、「えっ、そうなんですか」に「ええ(苦笑)、あれで気合いが入りました」と言っている。私の想像だが、金本外野手は「ボケた」のではなかったか。解説の湯舟敏郎氏が「あんなところで冗談は言わないでしょう」というが、金本外野手はしばしばああいう場で冗談を言っていたはずだ。あそこは笑うところではなかったのだろうか。