サイトの特性

アクアリウムに関しては万年初心者のため、どうしてもサイトに頼ることになる。そもそも書籍にも雑誌にもどう見ても間違いだろう、という情報が載せられているのであるから、サイトの方が信憑性がある、というとんでもない状況になっている。雑誌ではオカヤドカリに関する致命的な過ちがそのまま載っていた、というよりは編集者が素人なのだろう。書籍でもひどいものがある。例えば普通の飼育者はpHとGHを気にするが、ディスカス飼育者はアンモニア濃度、亜硝酸濃度、硝酸塩濃度、電気導通率を気にする、と書いてある書籍がある。どう考えても普通はアンモニア濃度と亜硝酸濃度と硝酸塩濃度は気にするだろう。そこまで手が回らない時にpHで代用するのだ。硝酸塩濃度が高まれば当然pHが下がってくるから。GH、つまり総硬度を気にする人はあまりいないのではないか。日本では硬度が高くて魚が飼えない、ということはあまりないからだ。ディスカス飼育者の中でも特に気を使う人がGHを気にする位である。わが家にもいるピジョンブラッドという品種はGHが高いと黒い模様というかしみが出る。あまりきれいなものではないのだが、GHが低いとそのしみが出なくなる、というのだ。試したことはないので知らないが。電気導通率も同じである。ディスカスは軟水に棲んでいるために導通率が低いほうが調子がいいといわれる。実際にはそこまで神経質な魚でもないが、水質を合わせるとよりきれいになるらしい。だから一般の飼育者はpHとアンモニア亜硝酸、硝酸塩を気にし、ディスカス飼育者はGHや電気導通率まで気にする(人もいる)、というのが正しい。
魚種ごとに飼育者たちんい通有する「個性」もある。ポリプテルス飼育者は中高生の比率が高いせいか、掲示板などで「荒れる」ことが多いようだ。ポリプサイトの中には「18歳未満書き込み禁止」というR指定のようなサイトまである。おそらく他の魚種ではこういうサイトはないだろう。実際書き込みを見ていると、笑えるものの比率が高いのはポリプ関係か。中学生が喧嘩をうりまくっているサイトもある。もっともそのサイトのそこの掲示板は何でも有り、というスタンスなので、それはそれでいいのだが。
特異なのが某巨大掲示板におけるディスカススレ。ひたすら特定の人のバッシングでスレが埋まっていく。ディスカスの情報を得たければ、某匿名掲示板はやめた方がいい。作り込まれた良質のサイトが多いので、そちらで勉強することが多い。
コリドラス関係は、某匿名掲示板でも参考になる情報の書き込みが多いのが特徴で、しかし同時に時々荒れる。論争好きが多そうなイメージだ。
ベタはサイト自体は更新が止まっているものが多い。ショーベタは昨年来人気が高まっている、といわれるが、サイトはどうしたのだろう。プラガットはこれから来る、と思っているのだが、やはりサイトが少ない。逆にブログでは初心者の方の飼育体験記が目に付く。ただしほとんどトラディショナルベタだが。
オカヤドカリについては稿を改めて論じたい。