これは大政翼賛会だ

私のバイト先の大学で総長選挙があるようだ。しかし今回から総長選挙のやりかたが変わった。総長候補者推薦委員会なるものを作り、理事長がそこの委員長となる。それまでは一応学部の教授会などが関係していたはずだ。ボトムアップからトップダウンに変わった。それぞれの総長候補者の主張を知るためには、公開討論会などで主張をぶつけあうことも必要だろう。しかし「学園政策の一致を前提にした総長選任制度の基本的なあり方からすれば、候補者個人が「公開討論会」に応じたり、「公開質問状」に回答をすることはふさわしくありません。もし、個別に回答を行うことになれば、総長選任を通じて政策論争を行うことになり、本制度の基本的な趣旨からはずれることになります。」と理事長名で回答があったようで、公開質問状への回答や公開討論会に出ない、ということになったようだ。何のための総長選なのか。理事長の傀儡を選ぶだけなのか。
今、全国の大学で起こりつつあるこのような状況だが、どうやら1970年代のアメリカの大学のまね事らしい。大政翼賛会のまね事かと思ったよ。