架空鉄道

江ノ電が来て日本に昂ぶってから少し設定を変えようという気になった。どう考えても保存鉄道になってしまうな。ということで銚子電鉄のデハ301と上田丸子電鉄2321を動力化してみた。格好いい。モワ51もあるので、保存鉄道の完成だ。阪神急行920系もあるし、結構いい感じの保存鉄道になりそうだ。こうなったら「日本に昂ぶる」シリーズの名鉄750系と510・520系もほしい。昭和30年代風の建物の中をこういう電車が走る保存鉄道、いや、行くでしょう。入場制限でますよ、これは。
と、勝手に昂ぶってみたものの、実際には厳しいだろう。紀州鉄道みたいに不動産会社の傘下に入るか。しかし銚子電鉄のように建設会社の傘下に入ったものの、バブルに合わせたリゾート鉄道に変えられて、親会社は破産して、親会社の社長で、某保守政党の県議で当選直後に会社こかして、銚子電鉄の信用を悪用して一億円を横領して、補助と融資を打ち切られ、人々の善意で支えられるということもありそうだ。あやしい会社はあぶない。
民間ボランティアとしてはトラストトレインや現在の銚子電鉄がある。銚子電鉄自体はボランティアが動かしているわけではもちろんないが、多くの人々に支えられていることは間違いない。
保存鉄道の例として有名なのは大井川鉄道だろう。SLを最初に動態保存したことで知られる同社だが、インタビューでは目指したいのは保存鉄道ではない、ということをおっしゃっていた。しかし大井川鉄道の試みには頭が下がる。SLが有名だが、他にも京阪3000系や近鉄特急など貴重な車両を丁寧に使っている鉄道という印象が強い。
というわけで何となくSLをC140に走らせてみた。試験対象はマイクロエースのC60。何と動いた。問題なくスムーズに動く*1江ノ電よりもスムーズなくらいだ。しかし大型蒸気を保存することの難しさはJR北海道のC62ニセコ号が証明している。C11が最適なようだ。C56なぞ非常にいい機関車だと思うが。
保存鉄道を運営する主体として大学はどうだ。映像学部を新たに造る立命館大学なぞ、映像のセットとして、同時に機械工学や電気工学の実習として、あるいは建築工学の実習として使えると思う。同時に近代産業の保存と継承にもつながる。こういうもうからないプロジェクトは大学が結構向いているのではないかと思ったりする。そういう架空鉄道の構想も面白そうだ。

*1:しかし相手に考えていたオハフ33がだめ。カーブで脱線する。