阪急900増備

買い集めた鉄コレの920で900を作ってみた。920の連結面に950の運転室を付けて両運転台にするだけ。上手くすれば塗装も不要、といいたいところだが、屋根は明るい色なので塗装した方がいいかも。ただ独特なオレンジ色をどうやって塗るかと言う点で躊躇している。まあいいか。それともグレーに塗るか。
細かいことを言えば900のドアの窓には桟が付いているが、920には桟がない。縦の桟を入れるとより正確だが、正雀工場に保存されている900は桟が確かなかったので、細かいことを言わなければいいだろう。もちろん私は細かいことを言うつもりはない。
連結相手だが、もう一両作るか。クロスポイントで見てきた面白いネタとして、クロスポイントの地方私鉄タイプ車輌のクラシック形をマルーン色に塗って568だか適当な番号を付ければ、何かそれらしく見えていて、これいただき、と思った。
クロスポイントの地方紙鉄タイプクラシック形というのは運輸省規格車輌A形と呼ばれるもので、資材不足のおりから、運輸省が資材を割り当てて作ったもので、各地に同様の車輌がある。これも鉄コレ向きだと思うのだが、製品化されないだろうか。
阪急では宝塚線用の550形と京都線用の700形が該当する。550形は15m級の運輸省規格B形と呼ばれるものでナニワ工機(現アルナ車輌)が初めて手がけた鉄道車輌。700形は運輸省規格A’形と呼ばれ、クラシック形のA型とは少し窓配置が違う。さらに言えば阪急ではそのころ両運転台を作っていない。ちないに神戸線用がないのは、そのころ神戸線用には焼失車輌の復旧名目で運輸省規格形ではなく、920系の増備を行なっていたからだ。そこで想定としては900形の連結相手として運輸省規格A形の両運転台車ができていれば、という仮想になるか。両運転台車が3両あれば、地方私鉄ではそちらが主力になりそう。920系安泰ならず(笑)。
ちなみに900形の製作時間は二時間弱。すぐにできる。手先が極度に不器用で、インレタもろくに貼れない、完成品の窓ガラスもはずせない私でもそこそこできた。まともな手先をしている方にはもっと簡単にできるだろう。鉄コレは工作しやすいように作られているらしいが、それを実感した。