新井貴浩選手FA宣言

広島東洋カープ新井貴浩内野手がFAを宣言することが明らかになった(「http://hochi.yomiuri.co.jp/baseball/npb/news/20071107-OHT1T00088.htm」)。阪神タイガースへの移籍が有力視されている。というか完全に阪神に来るだろう。広島ファンの方々には阪神ファンとして申し訳ない思いで一杯だ。さすがに三代続けての四番打者引き抜きを見ると、阪神ファンは巨人を非難する資格はない、という気がする。
ただ広島ファンには重ね重ね申し訳ないと思うが、阪神にとって新井貴浩内野手は一番欲しい選手だろう。福留孝介外野手も欲しいのは事実だが、中日残留かメジャー移籍かの二者択一の可能性が強いように思う。阪神入りはおそらくない。阪神の補強ポイントも右の長距離砲で、内野手というところだ。外野手の層は厚い。赤星憲広外野手がフルに動けるか、という不安はあるだろうが、桜井広大外野手、林威助外野手、浜中おさむ外野手がいて、金本知憲外野手が何よりも大きな存在感を示している。ここに福留外野手が入れば強いが、ポジションが重なり、それこそ巨人のFAになってしまう。巨人のFAが必ずしも成功しなかったのは、ポジションの重なるところにFAで取ってくるからだ。「競争」というが、FA選手と若手ではなかなか公平な「競争」にはならない。福留外野手が来た場合林外野手のポジションが・・・、ということになる。ただセンターで使う、とか、林外野手に一塁を守らせるなどの手は残されているが。一方新井内野手の場合、一塁のポジションが空いている。三塁の今岡誠内野手も不安だ。三塁と一塁が守れる新井内野手は阪神にとって本当に欲しい選手。だから阪神ファンは諸手を上げて新井内野手を歓迎するだろう。
広島には仁義としてFA補償選手にかなりの大物を残しておくとか。