福留孝介外野手の動向

サンスポが転向。

阪神は)福留にはシーズン中から今オフの目玉として熱視線を送ってきた。いち早く『宣言せずに残留』という情報をキャッチし、FA補強は広島・新井に絞ってきた。
 福留は5日、中日から4年総額17億円、単年なら現状維持の3億8500円の条件提示を保留。もう上積みはないということで決裂状態になり、マネーゲーム突入ムードとなったが、8日の時点までは『宣言してもメジャー挑戦』とみられた。
その状況が一変。福留の選択肢に巨人が入ってくるのなら、指をくわえて見ているわけにはいかない。なにしろ今季、右ひじ故障でほぼ福留不在だった中日の後塵を拝しただけでなく、巨人にリーグ優勝を許した。宿敵のこれ以上の戦力アップは死活問題となるのだ。
ただ、資金力が豊富で、既に「4年24億円」の声も出ている米大リーグが相手では、勝負にならない。巨人も「4年20億円以上」の条件を用意したといわれる。
阪神には昨オフ、ヤンキースにポスティング移籍した“井川マネー”30億円があるが、新井に4年12億円を投入するため、巨人にも条件的には、かなわなくなる。
そのためのタイガース愛、再調査。PL学園高出身で、大阪という土地を好む福留に、どれくらい阪神への思いがあるかが焦点になる。

少し前には「福留の胸に熱いモノがこみ上げた。」と残留を書いていたが。
阪神には井川マネー30億に加えてジャンマネーとシーツマネーがある。それを突っ込めば新井・福留両取りも不可能ではない。ただ2002年オフ、阪神ファンはペタジーニ、中村紀洋金本知憲トリプル取りとかいって盛り上がっていたなぁ(遠い目)。
追記。
ニッカンでは次のように「巨人には負けられない」という阪神の決意を挙げている。

阪神南球団社長は、巨人との福留争奪戦に1歩も引かないスタンスを暗に示した。球団事務所で「国内で他の球団が福留に手を挙げたら勝負しますか?」と問われ、具体名を避けながらも、基本姿勢を語った。
南社長「今までの例からいって、メジャー(球団)との争奪戦はマネーゲームになるから付いていけなかった。ここから先はノーコメントです。手の内は明かさない」。
無尽蔵に条件が釣り上がる、メジャーとの獲得争いを制するのは難しいが、国内であれば、たとえ資金力が豊富な巨人であろうと引く考えはない−。社長の発言は、こんな風に受け取ることができる。現に別の球団首脳は「国内のチームに奪われるのはなんとしても避けたい」と南発言を補足した。

まじで福留と新井の両取りを目指しているのか?まあ2002年オフのトリプル取りよりはましだが。そして林威助外野手のめどが立たず、赤星憲広外野手がフル回転が厳しい現状では、福留孝介外野手は是非とも欲しい選手だろう。
追記2
11月11日付けのサンスポではさらに踏み込んだ表現。

球団には福留への条件を見直す考えがなく、その一方で、西武・和田のFA獲得の動きもある。99年に相思相愛で入団した中日への愛着はあるものの、FA宣言→移籍へ、秒読み段階に入った。
12日にFA宣言を表明する見通し。移籍が前提なら、中日での生活は残り2日となる。「たまにはユニホームを着てみようかな」。先月上旬にナゴヤ球場でリハビリを開始して以来、まるで名残惜しむように初めて背番号1のユニホームを着て、打撃練習を行った。
「最終的には自分でしっかりと決めたらいいと思う。自分で決めた道が正しいと思って進むのが一番いい。それだったら誰の責任でもなく、自分の責任だから。今までもそうやって決めてきたから」。決断の行方を巨人、阪神、メジャー各球団が見つめている。

完全に移籍ムード。これで各紙一致した。福留FA移籍ほぼ確定。