熊谷氏惨敗の要因

私がもし大阪府民だったら。
私は橋下徹氏のことが大嫌いである。脊髄反射的に嫌っている。氏がレギュラーだった「なるとも」は見ていたし、同じくレギュラーだった「行列の出来る法律相談所」も見ていた。そこでの橋下氏のトークは嫌いではなかった。しかし仄聞する氏の言動を聞いていると何とも不快であった。
私がもし大阪府民だったら、橋下氏が嫌いなので、熊谷氏に入れたであろうことは想像に難くない。逆に言えば橋下氏でなければ熊谷氏に入れたか、といえば、そうでもない。自民党の候補に入れるという選択肢は私にはないので、自民党の候補者がましな人であれば、その人に府政を託す、という意味で共産党にいれる。棄権するよりかは「与党に政治を託すけど、悪いことをしたら共産党にチェックさせるからね」というメッセージを送れる、という点でいくらかましな投票行動である。しかし今回は自民党が立てた候補者が嫌いな候補だったので、落選運動として熊谷氏に入れたであろう。逆に言えば、そういう動機でしか熊谷氏に入れようとは思わなかった。
橋下氏が圧勝した要因として、選挙戦術のミスが大きいように思う。