今年の順位予想と開幕オーダー予想

セリーグの予想はかなり簡単だ。昨年のAクラスとBクラスの力の差は大きい。巨人・中日・阪神でほぼAクラスは確定。阪神がもしかしたらBクラスになるかもしれない、という感じだ。
巨人は「めちゃくちゃな」補強をしたが、アレックス・ラミレス外野手の補強は正しかったのか疑問。4番ばかりの打線を作っても機能しない。マーク・クルーン投手の加入で昨年クローザーを務めた上原浩治投手がスターターに回れるのが大きい。セス・グライシンガー投手が加入してローテーションが回るのも大きい。しかしクルーン投手につなげるまでの中継ぎ陣に不安を残す。豊田清投手がクルーン投手の前に投げるセットアッパーになるだろうが、昨年の防御率を考えれば安定感を欠く。クルーン投手もそれほど安定感のあるクローザーでもないだけに試合終盤に崩れることもありそう。特にクライマックスシリーズのような短期決戦では弱そうな感じがする。
中日は西武から和田一浩外野手をFAで獲得したが、人的補償として岡本真也投手が西武に移籍。中継ぎが若干手薄になった印象。阪神ファンの目からすれば岡本投手の移籍は嬉しい。印象で言えば阪神は苦手だったような気がする。
阪神新井貴浩内野手を広島からFAで獲得。手薄な右の長距離砲を補強した。日ハムから金村曉投手を獲得して先発陣の整備を行ったが、足の故障で出遅れ。JFKにつなぐ野球は変わらないだろう。安藤優也投手が開幕だが、開幕は観戦に行く。私が観戦すると安藤投手はめった打ちに合う。今まで3回みたが、3回ともやられている。始めてみたのは2003年の教育リーグ。調整で登板した安藤投手だが、オリックスの2軍にぼっこぼこに打たれていた。2回目は2006年の横浜スタジアム。へろへろで、揚げ句の果てに矢野輝弘捕手が退場処分。めったにみられないものを見せてもらった。その一週間後に広島市民球場で3回目。黒田博樹投手との投げ合い。前田智徳外野手にホームランを打たれて撃沈。前田外野手のガッツポーズとヒーローインタビューでの満面の笑み。めったにみられないものを見せてもらった。ただ2003年も2006年も安藤投手は活躍したので、吉兆になるかも(笑)。特に2006年は安藤投手は3敗しかしていないが、そのうちの2敗を見た。
順位を予想すると、中日・巨人・阪神の順番。阪神の3位以下は動かないだろう。中日と巨人はどちらが上に行くかはわからないが、各チームは巨人中心にローテーションを組んでくるだろうし、巨人の強力打線も各チームのエース相手にはなかなか機能しないだろう。中日がその間隙を縫って浮上するとみる。
昨年のBクラスだが、いずれも大きな補強がなく、それどころか広島はエースと4番が抜けるという打撃。ヤクルトも同じ。横浜はクローザーが抜けた。いずれもどこかの金満球団が金にあかせて持って行ってしまった。
横浜はクルーン投手が巨人に移籍。村田修一内野手吉村裕基外野手のクリーンアップは強力だが、いかんせん投手力に問題を抱える、クローザーが抜けたこともさることながら、もともと先発陣が手薄。三浦大輔投手、寺原隼人投手、工藤公康投手に続くローテーションがいない。リリーフ陣は意外と充実している。クワトロK川村丈夫加藤武治木塚敦志マーク・クルーン)の一角は抜けたが、残りの3人でも十分強力。だれをクローザーにするか。
広島は栗原健太内野手が4番を任せることが出来そうで、ここはどこかの金満球団に盗られても盗られても次の4番が育ってくる。江藤智内野手が巨人へ、金本知憲外野手が阪神へ、アンディ・シーツ内野手阪神へ、新井貴浩内野手阪神へと移籍。次は阪神は栗原内野手でも狙うつもりか?いい加減自分で何とかしろ、と言いたい。ただ新井内野手の人的補償で移籍してきた赤松真人外野手が広島の野球にはぴったりとはまりそうで、喜田剛外野手と併せてせめてもの罪滅ぼしに。投手陣は黒田博樹投手の抜けた穴が大きい。クローザーの永川勝浩投手がどれだけ安定しているか、がポイント。
ヤクルトは石井一久投手とグライシンガー投手が抜けた穴が大きく、ラミレス外野手もいなくなるが、どうも色々本をみると、以外と戦力は充実している由。広島や横浜と違ってドラフトが機能している、という指摘がある。今年だけでみると苦しいが、長期的には楽しみだ、ということで、ヤクルトがAクラスに浮上する可能性があるようだ。その場合Bクラスに転落するのは阪神かな。主力が高齢化しているし。
というわけで、順位は以下の通り。
1位中日、2位巨人、3位阪神、4位ヤクルト、5位横浜、6位広島
阪神の開幕オーダー予想。
昨日のぶったまでゲストが開幕オーダーを予想していたので、便乗。ただ岡田彰布監督の性格を考えれば、そんなにバリエーションはない。岡田監督は4番は絶対に変えない。4番を新井貴浩内野手と予想する向きも多いが、絶対に金本知憲外野手。新井内野手は3番。岡田監督は「金本の前に置いたら必死に走るやろ」とコメント。今岡誠内野手を5番。1番に赤星憲広外野手。これが岡田監督のこだわりで、岡田監督は頑固だ。故障しない限りここは動かない。矢野輝弘捕手を何番に据えるか、だが、矢野捕手が8番をあまり好まない、ということで7番に置くことが多いが、今年は鳥谷敬内野手を下位打線に置くのだが、まさか8番には置けないし、どうしても8番は矢野捕手ということになるだろう。6番はライトでルー・フォード外野手か葛城育郎外野手。開幕試合の相手投手は三浦大輔投手だろうから、左打ちの葛城外野手も考えられるが、外国人選手ということで、フォード外野手が有力。葛城外野手を起用する時には多分7番に置いて鳥谷内野手を6番に上げるだろう。2番は関本賢太郎内野手藤本敦士内野手に加えて今年は浜中治外野手とのトレードで獲得した平野恵一外野手だが、どうも平野外野手を2番セカンドで起用することになりそう、という声が多い。
というわけで今年の阪神の予想開幕オーダーは次の通り。
1番 赤星憲広中堅手
2番 平野恵一二塁手
3番 新井貴浩一塁手
4番 金本知憲左翼手
5番 今岡誠三塁手
6番 ルー・フォード右翼手
7番 鳥谷敬遊撃手
8番 矢野輝弘捕手
9番 安藤優也投手
これ以外はほぼないだろう。(追記、今日の練習試合をみていると、6番鳥谷、7番フォードだったのでこちらかもしれない)というよりもこれ以外の予想オーダーは多分に予想している人の願望が入っている。
ちなみに私の個人的願望としてはライトに葛城育郎外野手を入れる(個人的事情、別に知り合いとかでもないけど)とか、桜井広大外野手を入れる(若い戦力に経験を積ませる)とか、二塁手藤本敦士内野手を入れるとか(個人的に少しファン)とか、林威助が復活してきたら(ヨメがファン)とか、色々とあるのだけれど。あとは鳥谷敬内野手が3番を打てるようになってほしい(多分阪神ファンの多くはそう思っていると思う)とかもあるが。