レポート

だめなレポートの代表例は参考文献が記載されていないもの。基本的には論外としかいいようがない。
最近目につくのが参考文献と称してウィキペディアを記載するもの。まあ論外だろう。実際にウィキを参照することはあっても、印刷物にあたって裏取りをする必要がある。ネットの情報だけで議論を進めるのが如何に危険か、ということがわかっていないと、まともなレポートにはならない。ネットの情報はその信頼性が担保されていないことが多い。私のブログの情報ももちろん信頼性は担保されていない。
印刷物は自費出版でもない限り、必ず他人の目で審査されている。ネット上の情報にはそういう審査がない。使う時には必ず裏取りをしなければならない。ネットの情報だけでレポートを書くと厳しい教員だと不合格になるだろう。私の講義でそれをすると半分くらいは不合格になるのでそれはやらない。まあいい評価は出せないが。しかし年度の初めに学部単位でリテラシーの講義を受けているはずなのだが、なぜここまで身に付かないのか、何か問題はないか。まさかここまでネット上の情報だけでレポートを書く学生がいるとは思わなかった。