ロシア経済

ロシア株式に投資する投信で現在2万円近い含み損。損切りするか塩漬けにするか基準価額の下落に乗じて買い増しするかを考慮中。基準価額の下落の原因が分からないことには手の打ちようがない、と思っていたら、7月末付けでレポートが発表されていた。
ロシアの株式市場はここ2ヶ月間軟調に推移しているようだ。
その要因として第一に、商品価格(特に原油)の調整が入っていること。
次に、グローバル市場の減速。
まあこの二つはロシア特有の事情ではあるまい。問題は最後のロシア国内での要因である。。国内の大手企業の決算の結果が予測を下回ったこともあるが、何より政治的要因が大きいようだ。ロシアの企業3社と英国BPとの間での露英合弁会社TNK-BPの経営問題、Hermitageアセットマネジメントによる税務署も絡んだ組織的な詐欺の疑い、そして何よりも先週末にプーチン首相がMechel社の天然コークスや石炭の販売について統制を行うと言及したこと。特に三つ目は投資マインドを冷めさせる可能性はある。あくまでも「投資」が「グローバル=先進国」の価値観で動く以上、政府による強権的な介入はマイナス材料として働く。あるいはあまりにも「グローバル」な価値からはずれて動くことはマイナス材料として働く、ということか。